ファーム横尾さんの「とちぎ和牛」

仕事して定休日の早朝5時、1時間前に目が覚めてしまいましたw
ちなみに布団に入ったのが3時過ぎ・・・でも眠くない!!
だって農家さん見学だから~~~。
今回は「とちぎ和牛」のファーム横尾さんです。
ファーム横尾さんのある場所は栃木県の鹿沼市。
栃木しゃもの石澤さんも鹿沼市です。
トマトの丸副農園さんも鹿沼市です。
栃木県は農業も盛んなのですが、同じように酪農も盛んな地なんです。
この牛のマークが目印です。
ここは精肉の販売所なんです。
部位で塊がド~ンと並んでいて必要な厚さ、重さに切り分けてくれます。
そして、とちぎ和牛を使ったお弁当やお惣菜が並んでいます。
メンチを食べたんですが、とってもジューシーです。
人によっては油がキツイと思う方がいるそうです。
揚げ油がキツイのではなく、和牛自体の油が染み出てくるからです!
さて、結喜菜で人気お料理の「牛ホホの赤ワイン煮込み」
国産牛肉を仕入れていましたが牛肉の内蔵部位というのは
焼肉店さんや老舗、付き合いの長いお店が優先に買い取っています。
個人の小さなお店にはなかなか回ってこない部位なんです。
でも、国産、栃木にしたい!
と思って、付き合いある農家さんに聞いて
「ファーム横尾」さんの紹介をして頂きました。
栃木県の牛肉生産者さん6件目で内蔵取引OKを頂きました。
その「とちぎ和牛ホホ肉」がコレです。
とちぎ和牛は黒毛和牛です。
綺麗なサシですよね。
さて、見学させて頂き色々なお話を聞かせて頂きました。
牛舎の周りは畑が広がっています。
今の時期は稲ですね。
この日も午後は稲刈りだとおっしゃっていました。
なぜ和牛屋さんが稲なのか?
実は非常に重要なサイクルになっています。
お米を育て収穫の後には藁(ワラ)が残ります
牛は飼育の際に藁を食べて成長します。
牛舎の床への敷き藁としても使用しています。
それが堆肥・飼料となり、また田んぼに返り稲を育てます。
この繰り返しです。
そして、そのサイクルに人間が生かされています。
酪農 × 水田
という「複合型農業」をしています。
そしてワーム横尾さんの経営理念です。
「農に感謝し、農に生きる」
更に、この様な農業だけでなく
生産の先を行く加工・販売もしています。これを
「六次化産業」
と言います。
Wiki先生によると「六次化産」とはこのようなことを言います。
農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも
業務展開している経営形態を表す、
農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語。
また、このような経営の多角化を6次産業化と呼ぶ
引用:Wikipediaより
生産だけでなく加工・販売をすることも含まれるんですが
これから期待される新しい農業でもあります。
でも難しく成功事例が少ないのが現状です。
しかしファーム横尾さんは
農林水産省より六次産業化認定企業として認定を頂いています。
更に
平成25年度JAかみつが第3回研究会
◆ 最優秀賞
平成25年度JAかみつが第2回研究会
◆ 最優秀賞
平成17年度第1回とちぎ和牛枝肉共励会
◆ 最優秀賞
第36回肉用牛技肉共励会
◆ 農林水産大臣賞(最優秀賞)
現在、牛舎には約130頭の黒毛和牛が飼育されています。
藁を一生懸命食べたり、水を舐めたり、隣の牛とじゃれあっていたり
清潔な牛舎で飼育されていました。
そして驚いたことが、この牛舎は先代のお父様の手作りということ!!
その証明として使われている木材は昔の電柱なんです。
確かにNTTの表札が付いています。
昔は木の電柱でしたが時代が変わり交換され
その破棄される木製の電柱を買い取って作ったそうです。
こんな裏話を聞かせていただきながら見学をさせて頂きました。
そしてファーム横尾さんは家族経営をされていて
お兄さんが社長で生産飼育担当、弟さんが精肉販売・加工担当です。
息のあった兄弟タッグです。
これから結喜菜で提供を始めますので
ぜひ、味わって下さい!!