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2015-08-07

反射炉ビヤ:早雲(アメリカンペールエール)


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反射炉ビヤが結喜菜に登場です。

 

反射炉ビヤ1

 

反射炉ビヤといえば、そのネームングの不思議さです。
歴史上の人物を名前につけています。

今回の早雲もそうです。
基本的に歴史が絡んでいるので
そこを説明しないとビール名の由来が理解できないんです。

 

早雲という名前なのですが、戦国大名の北条早雲から命名されています。

 

北条早雲

 

早雲なのですが一介の素浪人から戦国大名にまでのし上がったとされる
下克上の代名詞的人物です。

 

この北条早雲という名前なのですが、これは死後に付けられた名前なんです。
早雲自身は出家以前には「伊勢新九郎盛時 (いせしんくろうもりとき)」を
そして出家後は「早雲庵宗瑞 (そううんあんそうずい)」と名乗っています。

 

早雲は成人すると室町幕府に出仕します、八代将軍義政の弟
義視(よしみ)に仕えます。
応仁・文明の乱で、義視が伊勢国へ逃れると早雲もこれに従いました。
義視はその後京に戻りますが、早雲はこれに従わずに
そのまま姉妹のいる駿河今川家に仕えました。

 

十年ほど駿河に滞在した後、京へ戻った早雲は、幕府申次(もうしつぎ)になります。

 

この申次という役職ですが室町幕府の職名です。
将軍御所に参上した者の名や用件などを取り次いだ役です。

実は早雲は、歴史上の観点からは
武力をもって次々と領国を増やした武将に見られがちです。
確かに後半生は戦いの日々が続いています。

 

しかし、早雲は自らの欲のために領国を増やしたのではありません。
当時の中央政権や、その地域の政治状況に的確に応じた結果
領土を増やしました。

 

なぜか!?

 

早雲は、農民が負担する年貢を減じています。
そして、戦う意志のない者まで攻め滅ぼすような行為には及んでいません。
これが目に見えてない結果です。

 

この早雲ですが、大徳寺で禅も学んでいました。

「早雲寺殿廿一箇条」という早雲作と伝えられる家訓が知られています。
ここでも「仏神を信じること」を挙げています。
また、この家訓では、和歌をたしなむことや、
常に懐に書籍を入れておくことなどを説いています。
子の氏綱が積極的に京の文化を取り入れたことは有名ですが
こうした行動は、父早雲から引き継がれたものと言えると思います

 

「早雲寺殿廿一箇条 (そううんじどのにじゅういっかじょう)」という家訓ですが
21箇条に及ぶ条文は、いずれも簡潔でわかりやすく
日常生活における注意点や心得が事細かく具体的に記されています。

なんと、掃除に水を使うのにも、適任者に掃除をすべきところを調べさせ
必要な水を使うように説いています。

また、同時代に生きた連歌師宗長(そうちょう)は
早雲を「針すらも蔵に蓄えるが、戦いがあれば高価なものでも打ち砕いてしまう」
と評しています。

 

早雲が常日頃倹約に努めていたことを伝えるエピソードと言われています。

 

これが早雲です。

調べるのが好きなので・・・ついつい・・・。

 

ここからビールです!

 

反射炉ビヤ :  早雲

Style :  アメリカンペールエール
Alc      :   5%
IBU   :   32
日本・静岡・伊豆韮山

 

反射炉:早雲2

反射炉:早雲1

 

反射炉ビヤさんのイメージはイングリッシュ。
でもこれはアメリカンなんです。

そこに早雲という名前のヒントが隠れています。
現在、日本でもクラフトビールブームのまっただ中。
日本の流行り、つまり!
その前には米国のクラフトビールブームがあるわけです。

 

クラフトビールを愛する一消費者が自宅でビールを造るようになり
(この方たちをホームブルワーと言いますね。)
その方々はじまり広く知れ渡るようになりました。
そして消費者から生産者(醸造家)になる人も出てきました。

 

この背景を反射炉ビヤさんでは「ビール界における下克上」と捉え
伊豆に縁ある北条早雲の戦国大名まで上り詰めた偉業を
米国のビールの民主化に努めてきた一消費者であった
ホームブルワーに尊敬の念を抱き
フラグシップとう言うべきアメリカンペールエールにスタイルをして
名前を「早雲」と命名したそうです。

 

ほんと、反射炉ビヤさんの名前は勉強になります!!

 

反射炉ビヤさんのペールエールといえば太郎左衛門(イングリッシュ)ですが
今回の早雲は米国産のホップ等由来の柑橘やフルーティなホップ風味が特徴的。
気持ちがいいクリーンで心地良い苦味が特徴的です。

太郎左衛門に比べると「おっ!アメリカン!!」と感じます。
どういうことかというと、ホップの爽快感が感じられます。
太郎左衛門はモルトのコクですので別物なんです。

 

以下、反射炉ビヤの醸造家「阿久澤さん」が書いたであろうブログから
今回の早雲の説明をお借りし、記載します。

 

白ワインやシトラスといった爽やかなホップの香りとクリーンな
苦味の爽快系な反射炉ビヤ的風雲児ビール。

煮沸時にはクリーンな苦味の質と華やかな香りを持つ
数種のアメリカンホップを使用し、
ドライホッピングには白ワインやレモングラスなどの
ハーブを思わせる香りが特徴の
ドイツ産フレイバーホップ
ハラタウブラン(Hallertau Blanc)のみを使用することで、

とてもさわやかな仕上がりのビールとなっています。

                     反射炉ビヤ公式ブログ より

 

 

最後に、阿久澤さんの写真を。

反射炉ビヤ:阿久澤さん

 

 

とても気さくな方です。

 


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